60分を超えるすべての競技に関して 休憩時間を設けることになりました。
競技スタート → 60分経過後 → 5分間の休憩
対象部門 : サロンスタイル ・ ジャパンオープンスタイル
5分間の休憩時間中は犬をリラックスさせ心と身体を休めることを目的とした break Timeとします。
・シザーリング、クリッピング、ブラッシングの禁止
・テーブルから下ろす ・犬トイレに連れて行く
・お水を与える etc.
福山貴昭先生よりコメント ヤマザキ動物看護大学 准教授(博士)
ハッピーグルーミングコンテスト(以下、HGC)は、グルーマーが観客の前で犬を美しく仕上げる技術、また犬を大切に取扱う技術を披露し合い、競い合うコンテストです。このようなエンターテイメント性が高いコンテストでは、参加している犬への福祉的な配慮がとても大切になります。そのためHGCでは競技時間が1時間を超えるものには、競技中に犬の休憩時間を設けることをルールとしました。このことは犬の福祉が向上すると共に、コンテストを見る人・関わる人に動物福祉をより理解できる機会の提供になるとも考えています。
犬とグルーマーが協調する姿は最高のエンターテイメントであり、その姿を社会に発信していく機会を設けることこそ当協会の社会的役割と言えます。
審査では美容技術はもちろん、犬に人への協力を「Onしてもらう技術」、休憩中に犬をリラックスさせ心と身体を休めることを目的とした「OFFしてもらう技術」も評価対象としています。犬を大切に取り扱うグルーマーの姿、安心して身を委ねる犬の姿、そして犬とグルーマーが協調する姿こそ、私たちが目指すグルーミングコンテストであり、その具体的取り組みの1つが“犬の休憩時間”の設置となります。